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ファッションに見る色彩心理についてカラーセラピストが解説

「色で人と社会を元気にする」リブカラーズ色彩心理セラピストのふなだ ちはるです。

みなさんは普段何気なく洋服を選んでいる時、同系色の服が多い・ある時期に同じ色が気になるというようなご経験ありませんか?
選ぶ色にはその人の「心理」が大きく反映されています。

「自分が好きな色」の洋服を着るだけではなく、「大事な場面ではこの色!」を身に付けたり・・。
自分の気持ちを表すものにもなります。

こちらの記事ではファッションに現れる「色」について解説していきます。

また、自分だけではなく相手のファッションなどからも気持ちや想いを汲み取れる時もあるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

選ぶ色で分かるあなたの深層心理

 

朝、洋服を選ぶ。好きな色。いつもの「グリーン」

・・・「何か違う」しっくりこない。

「じゃあ・・」とブラック・・「違う」

ブルー・・「これも違う」クローゼットをしばし眺めていたら、
フと目に止まったコーラルピンク。
試しに着てみると、「あ。これ!」

たまたまコーラルピンクを選んだのでしょうか?

もしも選んだことに意味があるとしたら・・。
それも自分でも気づいていない「深層心理」がそこにあったとしたら・・・。

身に付けている色が「自分自身」について雄弁に語っているという事実

 

色というものは面白いもので、世界共通で同じイメージをもたらします。

赤と青では、暖かいイメージは赤であり、
それは国を越えてもほとんどの誰もがそう答えます。

生まれた国の習慣や、個人の好みで左右されることがほとんど無いので、
古代より「色」は占術的な意味で使われていました。

それが現代では、パワーストーンで表されたり、五行思想の色に発展してきました。

人には「波長」がありそれは日々変わっていくものでもあります。

同じように色にも「波長」があります。

残業続きで「ちょっと疲れているなぁ」と朝を迎えた時、無意識に「グリーン」を選んでいる。

自分の「疲れている」という波長とグリーンがもつ「ネガティブ」な意味「疲れている」波長がピタッと合い選んでいた。というのが色彩心理です。(色の持つ意味については後記いたします)

・・ということは相手が日々着ている洋服の色でその人の心理も理解できるのです。
もちろん自分にも当てはまります。

なぜなら、人は色にイメージを重ねて見ているからです。

初めて会った人のこと、日にちが経ちすぎて顔は忘れたのに、服の色は覚えているってことないですか?
「ピンクのシャツを着ていたあの人」のように。

服の色は自分の姿と一緒に相手の潜在意識にインプットされるのです。

選んだ色で自分の深い深いココロの中を知り、自分と会話をしながら色選びをしてみましょう。

毎日着る服の色はととても大事で、人生を変えるほどの大きな力があるのですよ。

その年の流行の色が世相を表している?

 

ですが、そんなことを言っても毎年毎年、毎シーズン、洋服には流行りがあり、
それと同様に色にも流行りがあります。

「トレンドカラー」という名で呼ばれていますが、
実はこのトレンドカラーは米国の「PANTONE」という有名企業と
「JAFCA」(一般社団法人日本流行色協会)という2つの団体が世相や次の世代の世界観、配色や素材について広く話合うのです。

なんと!2年前には決められているそうです。

ですので今なら2022年の「トレンドカラー」はすでに決まっているでしょう。

もちろん、毎回必ずしも流行するとは限らず、世相の変化により予想が外れ人々に浸透しない時もあります。
が、世界14か国の代表が集まり、会議を経て決定した「トレンドカラー」には強い影響力とメッセージ性があります。

各業界が商品に「トレンドカラー」を採用することで、徐々に私達の元に届くのです。

ちなみに2020年の「トレンドカラー」は【クラシックブルー】深みのある落ち着いた色です。
「集中力の向上」「思慮深さ」「回復」といった色が持つイメージがあります。

テクノロジーが急速に進歩する世の中と、安定を求める人々の欲求を象徴して選ばれました。

毎年毎年、ただ流行っているわけではない。何となく。でもなく、
「トレンドカラー」にはこのように強いメッセージが込められて
いるということがお分かり頂けると思います。

来年2021年はどんな色が「トレンドカラー」になるのでしょうか。
そしてその色にはどんなメッセージが込められているのでしょうか。

色が表しているココロの中

 

では、あなたがふと選んだその色が、最近ずっと気になっていた色が、
どんな意味があるのか、「色からのメッセージ」を見ていきましょう。

と、その前にあなたが色を選ぶ時には、ポジティブ(同調)・ネガティブ(行き過ぎ、ありすぎている)・ポジティブ、ネガティブの両方を持っている。
どれかの要素で選んでいるということをお伝えしておきますね。

■『レッド』炎と情熱のレッド

エネルギッシュな人・元気、強さ・やる気十分な時。動きたくて仕方がない、実際に動いているという時。
その一方でやり過ぎて疲れてしまっていたり、空回りしてしまっていることも。負けず嫌いが出て必要以上に相手や自分を
責めてしまう、なんて時も。

■『コーラルピンク』愛情とぬくもりのコーラル

朗らかで優しい気持ち・愛情深く人にも自分にも思いやりを発揮できる・サポート・支えるという意味も。
その一方で甘えが出ていたり、依存心が強くなっていたり、自分をわかってほしい、見てほしい・わがままになっているのかも。

■『オレンジ』暖かさと交流のオレンジ

積極的に人と関わりたい・皆と一緒に楽しみたい、笑いたい、元気でいたいという「ビタミンカラー」
一方で言いたいことを溜め込んでしまっている・モヤモヤする・人との交流を楽しめないという面も。

■『イエロー』光とお日様のイエロー

知性的で好奇心旺盛・楽しい雰囲気を持っていて明るくて、とても努力家
一方で神経質になっている・自己中心的で周りがみえていないことも。

■『グリーン』自然と生命力のグリーン

バランス感覚にすぐれている・マイペース・ナチュラルな生き方を好み自分らしく成長したい
一方で疲れている・頑固になり自分らしくいられない・迷いが出ている

■『ブルー』深い海のブルー

冷静さ・誠実さを持ち落ち着きがある・自分と深く向き合いたい
一方で保守的になっている・自分の気持ちを伝えられない・我慢している
・・・色が持つメッセージで自分の深い深いココロの中を知りましょう。

服の色で印象は変化する?色彩心理と印象戦略

 

世の中にはたくさんの色があふれています。

「元気な自分に見られたい」オレンジ

「優しい自分に居られたい」コーラルピンクやマゼンタ

「高貴で知的に見られたい」ブラック

というようにどんな色の服を着るかによって周りの人があなたに感じるイメージは大きく変わります。

アメリカの大統領選挙に関する演説や討論会を見ていたら気づきますよね。
男性候補者のほとんどが赤いネクタイを締めています。
レッドには「パワー・指導力を感じさせる」効果があるからです。

だからこそ色のイメージを客観的に知っておくことはオシャレをする上でも、相手に「こう思われたいな」と印象を残す意味でも
とても大切です。

ファッションで与える心理への影響

 

上記でお伝えした通り、「色」は自分の深層心理に気づいたり、周りへの印象を残したり
オシャレをする上でも、また自分に元気が無い時、選んだ色がネガティブな要素が強い時にはそれをサポートしてくれる「色」が
あるのです。

「サポートカラー」を身に付けることで、心身のバランスが取れるのです。

さぁ、「色」を味方につけて、ココロ豊かな毎日を過ごしていきましょう。
色は私たちの周りに溢れています。

こちらの記事では、ファッションに見る色彩心理について解説させていただきました。

普段何気なく着る洋服が自分の心理や相手の心理に影響を与える事を何となくお分かりいただけましたでしょうか?

色を上手に取り入れることで、より円滑に日常生活を送りたいですね。

リブカラーズではカラーセラピーのワークショップやスクールなどを実施しています。

気合を入れたい時の色、落ち着いた印象を与えたい色、「サポートカラー」など。
「色」についてもっと知りたい方はぜひお気軽にお問合せくださいね!

 

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