医療現場で働く人を元気に!『色の力でこころも身体も元気になる方法』
こんにちは。
「色でヒトを元気にする」Live Colors代表 柴田みつ恵です。
今日は広島は中区にある中電病院での研修でした。
参加されたのは看護士さん約40名。
コロナ禍の中でのこの数年、だれよりも使命感をもって
患者さんの為に尽力される姿に感動された方は多いのではないでしょうか?
実は私自身も過去、医療現場の方々に助けてもらった経験があります。
だからこそ研修を通じ、少しでも恩返しが出来ればとの想いで立たせて頂きました。
そのことについて今日は少しだけお話し出来ればと思います。
~様々な形,美しい色彩に触れると患者さんの回復は早まる~
ナイチンゲールの書の中にある言葉です。
私が色と出会うきっかけは、27年前長女を出産した時でした。
娘は生まれつき先天性の病気をもって生まれました。
初めての出産を終え、ホットした矢先、頭元に立ち話す担当医の言葉は
私達夫婦にとって、あまりにもショックな言葉でした。
「子供さんの容態がよくありません。病名はここでつけることはできませんが、
おそらく何十万人に1人の確率で出る先天性の病気です。いくつかの合併症もあります。
直ぐに手術をしないといけない状況ですので、大至急受け入れ先の病院を探します」
あれよあれよという間に、娘は入れ先の大学病院に搬送されました。
そして1回目の手術が行われたのは、日も経ってない生後15時間目の事でした。
その後も幾度かの手術に耐えながら、I CUから一般病棟へ移り、
母と子の長い病院生活が始まりました。そこにまさかの主人の同時入院。
心身ともに疲れ果てた入院生活、ふと見渡すと院内にも私の心にも色はありませんでした。
あるのは薄汚れた壁と床、サビついたベッドに点滴の棒、何となく白にみえるシーツにカーテン
視覚からはいるこの環境は、ただでさえ弱る私の心を益々弱らせました。
その後、意識的に色を取り入れた事で私自身の心は少しづつ変化していきました。
また同部屋の子供やお母さん方の笑顔や会話も増え、自然と元気になり明るくなっていった病院生活。
その後娘は元気に育ち、今は医療の道を歩いています。
今の自分があるのも、あの時出会った色の力。
そして何より親身になって励まし支えてくださった
看護士さんのおかげだと心から感謝しています。
本当に人生は不思議なことがいっぱいです。
悲しみの中から喜びがある。
そこに至るまでに長い時間がかかるかもしれませんが
全てはきっと一本の道に繋がっているのだと感じます。
医療現場で働く皆さんのこころを元気に!
色を通し一人でも多くの方々のお役に立てれば幸いです。