子どもの自殺は9月1日が年間最多。小さなサインを見逃さないで。
『色でヒトと社会を元気にする』リブカラーズの柴田みつ恵です。
今年はコロナの影響から、いつもとは違う短い夏休みで
お盆明けにはすでに学校が始まっているというご家庭も多いのではないでしょうか?
夏休み中はストレスが少なく精神的な負担が少ない状態から、
再びストレスがかかる9月1日は、特にプレッシャー感じてしまいます。
下図は、内閣府が過去約40年間にわたって集計した、「18歳以下の日別自殺者数」です。
特に9月1日は突出してます。
このデータから、学校に居場所のない子どもにとって「9月1日」がどんな日なのか、
そして学校という狭い世界が子どもにとってどんなに影響力のある場所なのか、
ということがお分かりいただけると思います。
見落とさないで、小さなサイン。
子どもは親にはつらい気持ちを話しません。
理由は、本当のことを伝えると親がつらい思いをするからです。
だから子どもの小さいサインを見逃さないでほしいと思います。
- 学校に行きたくない、おなかが痛い、布団から起きれない
- 食欲がない、元気がなく顔色が悪いなどの体調の変化、口数が少ない。
- 持ち物がなくなる。壊される。弁当を残しているのを隠す。
- 携帯メールやLINEが頻繁に届くが見たがらない。
- 何かを隠しているようで落ち着きがなくソワソワしている。
子どもによって、色んなサインの出し方があると思いますが、
この時期は普段より特に気にかけてあげてください。
サインを見つけた時の対処法
何かのサインを感じた時は、そっと子どもさんに声をかけて見てください。
「元気がないけど何かあった?」
「困ったときは相談してね」
「しんどいことがあるんじゃないの?」
「無理しなくていいよ」
このようにさりげなく言葉をかけ様子を伺いながら、
ほんとに子どもが苦しんでいると感じたら勇気をもって一言
伝えるだけで、子どものこころは楽になるのではないでしょうか。
「心配しなくていいよ。お母さんお父さんが守ってあげる。」
困ったときは
子どもは主に学校という狭い世界で生きているので、
ちょっとしたことでも逃げ場を失ってしまいます。
そんな時も、親だけは絶対に味方なんだよと伝えてあげることで、
お子さんを少しでも安心させてあげられると思います。
けれど、時には家族だから・親子だから解決できないこともあります。
そんな時は思い切って外部の力を借りるという決断も必要です。
もし、子どもさんのことで悩まれることがあれば、
専門の窓口がありますのでご相談されてはいかがでしょうか?
▪チャイルドライン 0120-997-777(毎日:午後4時~午後9時)
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■セラピー・カウンセリング
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