リブカラーズブログ Blog

高齢者は色に注意⁉

こんにちは。
「色でヒトを元気にする」Live Colors代表色彩心理カウンセラーの柴田みつ恵です。

今日は、高齢者の色の認識についてお話ししたいと思います。
以前、私の両親がお世話になっていた病院は受診される方のほとんどが高齢の患者さんです。
廊下の壁際にある椅子には多くの患者さんが座っているのに、
真ん中に置いてある黄色いイスには誰一人座っているところを見たことがありません。

不思議だと思いませんか?

実は、65歳以上の約76%の人は白内障にかかるというデータがあります。
長い歳月を経て浴びた紫外線の影響により、透明のレンズが段階をおびて、
黄色から褐色に変化していくみたいです。

実は私の母もそうでした。
ある日、壁の一部の模様を指さし穴が開いているので塞ぐようにと言うのです。
その模様は青色だったので、本人にすれば黒い穴にしか見えなかったんだと思いました。
それからは、母の部屋には出来るだけ暗めの色は使わず明るい色を使うようにしました。

私たちにとって、あたりまえに見える色も高齢者の目にはこんな感じで映っていたなんて…
そう考えると、病院の椅子も高齢者の目にはきっと映ってなかったのでしょう

高齢者の立場に立った色の使い方も知っておくのは大切なことですね。

色に興味のある方は、ワークショップへどうぞ