子育てママに潜むうつ ～うつの症状と対処法について～
色彩心理セラピストのまつだ晴美です。
子育てママに潜む「うつ」の症状とその対処法について、今日はお話していきます。
まじめに子育てを頑張っているママに潜むうつを知っていただけたら幸いです。
そしてもし自分が「うつ症状かな？」と思った方はぜひ対処法を試みてくださいね。
子育てうつとは
赤ちゃんが生まれると家族みんなで喜び、一生懸命に育児をされると思います。
幸せいっぱいの日々を頑張っていますが、子育てや家事など忙しい日々がやってきて、そのような日常を送っていると、日を追うごとに次第に体調が優れなくなり朝起きれなくなっている。
そのようなことはないですか？
知らず知らずのうちに「子育てうつ」や「育児ノイローゼ」に陥ってしまっているかもしれません。
子育てうつとは、育児が上手くいかず気分が落ち込んだり、やる気がでないなどの精神的な症状のほか、眠れないなど身体的な症状が現れる症状のことです。
うつの患者は約130万人（H29年度 厚生労働省の調査による）ともいわれています。その中でも産後うつ・育児うつになる人は10人に1人と、一般のうつになる人に比べはるかに多いのです。
うつは、疲れと勘違いしやすく自分では気づきにくいものです。
周りの方も気をつけて見てあげてほしいと思います。
うつ症状について
周囲からも気づかれにくい〔育児うつ〕や〔育児ノイローゼ〕ですが、症状としてはどのようなことが起るのでしょうか。
これらは、症状に早く気づき周囲に助けてもらう必要があります。
単なる「疲れ」と思わずその症状をチェックしてみましょう。
・ 思考の低下
・食事量の変化
・注意力が散漫になる
・ 外出がおっくうになる
・ 何事もネガティブに考えてしまう 孤独を感じる
・夜が眠れない
このような症状は初期の時に起こってきます。
当てはまるものが3つ以上あれば要注意です。
子育てうつになってしまう原因
最近は“核家族”という言葉も一般化したため、わざわざ聞くことがなくなりました。
以前は両親や祖父母と一緒に暮らしていたので大人の目がたくさんあり、赤ちゃんが泣けば手の空いている誰かがお世話をしていたのです。
今は,夫婦二人で子育てをすることが当たり前になった現代では、日々新しい課題にぶつかっても手探りで日々格闘している妻と、「分からない」「忙しい」と口にしがちな夫とでは、育児に対する意識が全然ちがってきます。
段々と夫に相談することがなくなり、一人で孤独に育児をするようになる方も多いと思います。
じつは私もそうでした。
夫は仕事が忙しくて子育ては全く関わらず、仕事を辞めた私が子育て担当者のように。
夫には相談さえできない状態でした。
このように子育てによる孤独やストレスが、子育てうつに繋がってしまうことがあります。
その他にも原因はさまざまあります。
・ 完璧を求めるまじめな母
・ 身近に相談する相手がいなく一人で子育てをいている
・ 夜泣きや育児による疲労の蓄積
特に珍しくはなく、子育てをしているとよくあることですよね。
そこが怖いところです。
誰でもうつになる可能性がある！ということなのです。
子育てうつへの対処法
子育てに決まりはありません。
育児書や周りの育児先輩の話を聴いて参考にすることはよいですが、それが我が子にそのまま活用できるわけではありません。
ココロにゆとりを持って“少しくらいできなくても良いじゃないか”と思えるようにすると良いかもしれませんね。
私自身、子どもが大きくなった今だから分かりますが、案外子どもは放っておいても育つものです。（放っておくくらいがちょうどいい？笑）
それよりも、母親がいつも悩んでいて苦しそうな姿をみることは、もしかすると子どもにとって一番辛いことかもしれません。
・ ココロにゆとりを持とう
・ 情報に振りまわされすぎず我が子に合った育て方を見つける
・疲れたら 疲れたら周りの人を頼り、カラダとココロを休める
・ 困った時は人に相談して助けてもらう
このように自分一人で頑張りすぎずに誰かに頼ってみたり、話を聴いてもらうことが“子育てうつ”にならないための対処法なのです。
カウンセリングについて
以前3歳の子どもさんをもつお母様がご相談に来られました。
その方は、ご主人様はいつも帰りが遅く、子どもと二人っきりで話し相手もいない中で,子育てをされているとのことでした。
子育てにはとても神経を使われていて、しつけや教育を一生懸命にされていたのですが、段々と体調を崩していかれたのです。
ご主人に相談はされたそうなのですが、おおらかな方で「たいしたことないよ」と相手にしてくれず、そんな時にカウンセリングにお越しくださいました。
最初は苦しい胸の内を、泣きながらお話しされていました。
しかし、話をしているうちに、自分の神経質になりすぎていたところや頑張りすぎていた所に気づかれたのです。
「自分の気持ちが分かると安心しとても楽になった」と喜んでいただきました。
その後は何度かお越しになり少しずつ改善され、今では仕事を復帰して子育てと両立しイキイキとされています。
このように、自分一人では乗り越えにくいことも、誰かに相談することで改善されることもあるのです。
リブカラーズでも子育てのお悩みセラピーを行っております
リブカラーズでは、色彩心理の観点から心理を読み解くカラーセラピーを行っております。
カラーセラピーというと、よく「通常のセラピーと何が違うんですか？」と質問されることがあります。
カラーセラピーは、言語化しにくいご自身の気持ちも色の力を借りて「気づく」ことができる、という点が最大の特徴です。
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